テキスト ボックス:  
図1 多次元振動発電機の試作機

 
図2 多次元振動発電機の基本構造

 
 図3 多次元振動発電機のKf - y特性

多次元振動発電機の開発

 

1 研究目的

工場の機械,車などの移動体および橋梁などには数10 Hz以下の低周波数の振動が存在しており,環境振動と呼ばれている。近年,この環境振動に着目して,機械的振動を電気的エネルギーに変換する小形環境振動デバイスの開発が盛んに行われている。発電発電機は大きく分けて圧電式,静電式,電磁誘導式の3種類に分類される。圧電式,静電式は発電量が小さい,また電磁誘導式で代表的な回転式発電機は大きな発電量が得られるものの小形化が困難であるといった欠点が挙げられる。そこで,小形でかつ発電量が大きい多次元発電機の設計開発を行う。

 

2 多次元振動発電機の目標仕様

1)      外形寸法:50´50´50 mm

2)      駆動周波数:3 Hz

3)      誘起電圧:1.6 V(LED点灯)

6個のLEDを点灯

 

3 多次元振動発電機の構造

1)      外形寸法:50´50´50 mm

2)      銅線の導体径:0.08 mm

3)      コイル巻数:1939

4)      コイル抵抗:313 W

 

4 多次元振動発電機のKf - y特性

1) 変位y = 0において,最大誘起電圧emax = 1.81 Vが発生