回転磁界を用いた脱磁現象の解明

研究目的

 磁性体加工物の加工工程においては,把持装置として電磁チャックなどの磁気を応用したハンドリング機器が広く活用されている。しかし磁性体加工物には残留磁気による吸着力が残存するために離脱が困難となり,作業能率を低下させるといった欠点がある。電子機器部品や自動車部品では,材質にもよるが23mTの残留磁気が生ずる。この残留磁気が次行程に影響を与えないためには0.30.5mT以下に脱磁する必要がある。
 図2に示したように脱磁ロールを回転させて交番磁界を発生させ,さらにベルトを駆動してワークを搬送する。ワークに作用する磁束密度は,しだいに増加して脱磁ロールの中心にあるときに最大となり,その後,交番磁界が徐々に減少する。このようにループ減衰法による脱磁効果が得られる。
 本研究では,回転磁界による脱磁に必要なパラメータについて検討を行なっている。

基本仕様

 

 


1 脱磁コンべアの外観

ベルトの最大速度

0.2

[m/s]

脱磁ロールの最大回転数

1430

[rpm]

永久磁石の材質

Nd-Fe-B

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
研究業績

1.
水野 勉,川井 政志,田代 智治,白鳥 秀明,山田 洋,山田 一:永久磁石回転式脱磁法の動作解析,日本応用磁気学会誌,Vol.27No.5pp.675-6802003.


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